8/15 の終戦記念日前に、靖国神社について知るイベントを企画します。
先日行われたみたままつりは、戦争遺族の慰霊の思いから始まったお祭りでした。
当時の神社側の報告では、「従来の顕彰の性格が変化し、一般から慰霊の神社として考えられるようになった」とあります。
"顕彰":戦争のために亡くなった人々の賛美
"慰霊":戦争の犠牲者となった人々を哀悼
この”慰霊”と”顕彰”のどちらに拠るのかは、実は根深い問題を孕んでいます。
戦後の 「東京裁判史観」 を肯定するか、否定するか。
つまりは、現状の日本および国際的な合意の肯定・否定に関わるものです。
A級戦犯の合祀と、それをめぐる問題は、まさにそれを象徴する終わりの見えない問題として保留され続けています。
ウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナ、中国と台湾。
現在進行形の戦争・紛争においても、亡くなった人達が、立派な殉国者なのか、憐れな犠牲者なのか、問題になっている筈です。
近くて遠い靖国神社を考える材料にしていただければ幸いです。
【スケジュール】
9:55 集合
10:00~11:30 貸会議室にて予習
11:30~12:30 靖国神社、千鳥ヶ淵戦没者墓苑 探訪
(靖国神社境内の細かな慰霊碑などに注目します)
⇒ 解散・希望者で昼食
歴史に興味がある方、散歩をしたい方、勉強をしたい方など。
どうぞご気軽にご参加ください。


