今回は、とある会員さんの企画、勉強会です!
現在 国際情勢を騒がしているロシアに関連しますが、もう100年以上前となる「シベリア出兵」を取り上げます。
この出兵は、第一次世界大戦中のロシア革命を契機に、共産主義を脅威と見なす英仏米などと協力して行われたものです。
(今回企画のY.H.さん)
「ソ連建国間もない1918~1922年に反革命勢力の救出を目的に日本は諸外国と共同でシベリアへ 出兵しました。
しかし、様々な思惑や出来事に巻き込まれ、諸外国の撤兵から遅れること1922年まで駐留を続けました。
その5年間の経緯についてお話ししたいと思います。」
山縣有朋は、当初 出兵に対して慎重論を取っていましたが、以下のように言っています。
「およそ刀を抜くときには、まずどうして鞘におさめるか、それを考えた後でなければ、決して柄に手をかけるものではない。」
結局、日本は7万人もの兵士を送りながら、莫大な戦費に対して僅かな利権の確保、ソ連だけでなく連合国側からも批判されるという国際関係の悪化など、完全な失敗に終わり、しかもこの出兵を語ることは社会的なタブーとされるようになりました。
後の日中戦争や太平洋戦争に通じるような、なし崩し的、場当たり的な対応が、この時に垣間見えます。
結局日本はこの失敗を反省して活かすことができなかったという評価をせざるを得ません。
”忘れられた7年戦争”を、今こそ現代の検討材料としましょう。
【スケジュール】
①10:00 六本木駅で集合(東京メトロ日比谷線)
②貸会議室で予習(1時間半ほど)
③勉強会後、青山霊園にゆかりの人物のお墓参り
④解散
歴史に興味がある方、散歩をしたい方、勉強をしたい方など。
どうぞご気軽にご参加ください。
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