【課題本型読書会】高行健の霊山について語ろう【ノーベル文学賞シリーズ】

読書会には興味あるけど紹介型だと本の内容についてまでは語れないし課題本型だとオンラインばかりで物足りない、そう思う人は少なくないはず。そこでオフラインでみんなで同じ本を語る企画を立ててみました！📚

ジョゼ・サラマーゴの『白の闇』は、人間の本質に鋭く迫る寓話的な物語です。ノーベル文学賞作家であるサラマーゴが描き出すこの世界は、一つの都市を突然襲った「白い失明」という謎の病を軸に展開します。視力を失った人々は、国家の対応により隔離され、社会は混乱と崩壊へと向かいます。この極限状況で浮かび上がるのは、人間の弱さと醜さ、そしてそこに潜む希望と連帯の可能性です。

本作は単なるディストピア小説ではありません。言葉のリズムや比喩を駆使したサラマーゴの独特な文体が、読む者に深い余韻を与えます。登場人物たちには名前がなく、彼らは「医師」や「第一の盲人」といった匿名的な肩書きで呼ばれますが、それによって彼らの行動や選択がより普遍的な人間性として読者に響きます。

『白の闇』は、人間社会の脆弱性を暴露する一方で、絶望の中に残る希望の光を示します。この物語は、倫理観や共感について問いかけると同時に、現代社会における危機とその乗り越え方についても考えさせてくれる一冊です。

極限状態における人間の本質に触れたい方に、この名作をぜひお勧めします。ページを閉じた後、あなたの心には強い問いかけが残るでしょう。📚

読了済ならどなたでもご参加くださいませ、本について語りましょう✨

【読書会についてよくある質問】
・ファンしか来ないんじゃないの？
そんなことはありません！少なくとも主催は違います。
・蘊蓄おじが会話の場を支配するんじゃないの？
司会進行役を一人任命し、適当に話を振ってもらうようにします。
・課題本つまらなさそうなんだけど
つまらなさについて熱く語るのも楽しいものです！楽しめる鑑賞方法を同卓した人から教えてもらえることも稀にあります。
・要約チャンネル観ればよくない？
語る楽しさは読書会ならではです。
・選書基準教えて
話題になっている作品を取り上げています。人と語ることをモチベに読み切ろうというわけです。
・遅刻早退していい？
歓迎します！

【こんな人にお勧め】
・友人作りたいけど初対面の人と何話していいかわからん
課題本という共通点があるから必ず話せます
・読書自体に興味あるけど何読んだらいいかわからん
課題本や同卓した人から色々繋げていってみてください！

本についての批判は構いませんが、他の人の意見の否定はおやめくださいませ。楽しく語りましょう〜🐶

会場: 23区のアフリカ料理屋

参加費:400~800


参加費以外にお店での飲食代が発生します。



禁止事項

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