韓国の人気俳優パク・ソジュンが、エンタメ総合商社STARBASE（スターベース）とともに宮崎県に合弁会社「1216」を設立した。東京に本社を置くSTARBASEとの連携で、ウイスキー分野で本格的な事業展開を目指す動きである。

今回の動きは、尾鈴山蒸留所とSTARBASE、パク・ソジュンが進めてきたウイスキープロジェクトを発展させるものである。第1弾としてパク・ソジュンがクリエイターとして携わったウイスキー「26」を製作し、限定1万本を販売したところ即完売となり、宮崎県のPRにもつながった。

パク・ソジュンと宮崎をつないだのは、延岡市北浦町出身でSTARBASEの代表を務める日高良太郎と弟で役員の雄二郎である。2人は「ウイスキーの蔵を回りたい」との相談を受け、パク・ソジュンが宮崎を訪れるきっかけを作った。

合弁会社「1216」は今後、酒類の企画・製造などを行い、地域振興に貢献しながら世界市場に向けたクラフトウイスキーブランドの構築を目指す。パク・ソジュンは「大好きになった宮崎の地で、新たな深みのある香りと味わいを創り出してまいります」とコメントしている。

STARBASEの日高良太郎 代表取締役は「世界中の人々に愛されるウイスキーブランドを作り、事業が将来的に宮崎の大きな産業になり、地方創生のモデルとして確立できるよう頑張っていきます」と述べている。