10月期の連続ドラマで各局が「W主演」を採用するケースが目立っていると報じられている。TBSの火曜22時枠では夏帆と竹内涼真がW主演を務める「じゃあ、あんたが作ってみろよ」が決定した。

日本テレビの水曜ドラマには桜田ひよりと佐野勇斗（M!LK）による「ESCAPE それは誘拐のはずだった」があり、金曜22時枠には波瑠と川栄李奈の「フェイクマミー」が控えている。

土曜の「良いこと悪いこと」には間宮祥太朗と新木優子を据え、テレビ朝日でもtimelesz松島聡と白洲迅による「パパと親父のウチご飯」が放送される見込みだ。

制作側がW主演を採用する理由としては、視聴率の責任を分散できる点や、それぞれのファン層を取り込める点が挙げられている。若手の育成目的で「準主役」ではなくW主役に据えるメリットもあるという。

また、予算面でトップクラスの俳優1人を起用するより中堅俳優2人の方が安く済む場合があるとドラマ制作関係者は指摘する。キャスト発表時の話題性も期待できる一方で、脚本は練り込む必要があり、どちらかが目立ち過ぎるとバランスを欠く危険がある。

乱発によりスタンダード化すると飽きられる懸念もあるため、10月クールの視聴率と成否が注目されると「アサ芸プラス」は伝えている。