アイドルグループ・乃木坂46が7日、東京・明治神宮球場で『真夏の全国ツアー2025』ツアーファイナルを開催した。7月4日よりスタートした同ツアーは全国7都市16公演で総動員数は26万人にのぼる。

うち9月4日～7日にわたり行われた明治神宮野球場での4公演では15.2万人を動員し、同会場での公演は記念すべき10回目となった。最新シングル「Same numbers」のセンターを務める賀喜遥香（24）が座長としてツアーをけん引し、随所で感極まる場面を見せた。

今回のツアーは“全員がヒロイン”をテーマに、メンバーが日替わりでセンターを務める演出を展開した。本公演では約120曲を披露し、幅広い楽曲構成でグループの総合力を示した。

クライマックスでは「真夏日よ」と「乃木坂の詩」で上空に総数1100機の大規模なドローンショーが披露され、観客席からの掛け声とドローンが夜空に描き出す文字がシンクロする新しいコール＆レスポンスの形を表現した。さらに都市開催の制約に対応するため、ドローン一機一機の発光を電光掲示板のように制御する生成AIプログラムを新たに開発し、本公演に実装したという。

今年加入の6期生11人（1人は休養中）は今回が初の全国ツアー帯同となり、神宮の大舞台に初登場した。ツアー終盤に賀喜は「このツアーを通してメンバーのいいところが伝わっていたらいいと思います！それぞれに進行していく物語。私たちだけではなく、ここにいる皆さんが主役です！だからみんなで一緒に歌いましょう！」と語り、涙を見せた。ファンとメンバーが一体となったステージで、グループの新たな一面が示された。