野外音楽祭「ワンパークフェスティバル2025」が6日、福井市中央公園をメイン会場に開幕した。初日は１６組が出演し、人気アーティストの椎名林檎が登場すると会場の興奮は最高潮に達した。主催者発表では県内外から約１万８千人（無料エリアを含む）が訪れた。

午前10時、音楽顧問を務めるＳＯＩＬ＆“ＰＩＭＰ”ＳＥＳＳＩＯＮＳの社長さん（越前市出身）が「今年も皆さんの“音楽愛”をこの土地に染みこませて」と呼びかけ、開幕を宣言した。トップで登場したBREIMENの重厚なファンクサウンドでスタートし、その後も出演者が会場と一体となって熱演を披露した。

会場内では眼鏡、越前和紙などを販売するブースや地酒、ご当地グルメの出店が並び、来場者は買い物や“フェス飯”を楽しんだ。会場周辺の無料エリアも音楽ブースやマルシェ、キッチンカーでまちなか全体が音楽の雰囲気に包まれた。

来場者には子ども連れが多く、公園内の遊び場「しろっぱ」で遊ぶ子どもの姿が見られたほか、無料の託児所は約３０人が利用した。最終日の７日は鯖江市出身のレキシやＳｕｃｈｍｏｓ、ＲＨＹＭＥＳＴＥＲら１５組が登場予定で、チケットは完売しており、当日券の販売も行わない。