映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』（以下、ヒプムビ）が興行収入20億円を突破した。プロジェクトの始動8周年を記念し、周年記念日の9月2日からリバイバル上映が全国66館でスタートしているための達成である。

本作は日本“初”的なインタラクティブ映画として2月21日より85館で公開が始まり、その後もインタラクティブ上映用機材の台数の関係で60～80館程度という限定的な館数で興行が続いた。過去には10館前後から始まり150館以上へ拡大して大ヒットした作品が多数あるが、全国ランキング開始時点で100館以下の上映館数で興行収入20億円を突破した作品は本作が日本初である（興行通信社調べ）。

スクリーン上のラップバトルの勝敗は観客のスマホアプリを使った参加型投票で決まり、上映中に合計5回行われる投票により全上映パターン48通り・7つのエンディングが用意されている。この仕組みが支持につながった要因の一つと考えられる。

リバイバル上映中は来場者特典も展開され、来場者特典第11弾として「一為（Kazui）描き下ろしイラストCLEAR CARD ver.2 [Buster Bros!!!/MAD TRIGGER CREW/Fling Posse ver.]（全3種ランダム）」が9月12日まで、第12弾として「一為（Kazui）描き下ろしイラストCLEAR CARD ver.2 [麻天狼/どついたれ本舗/Bad Ass Temple ver.]（全3種ランダム）」が9月13日～19日まで配布される。いずれも映画館でしか手に入らない特典であり、上映劇場の詳細はヒプムビ公式サイト「NOVELTY」に掲載されている。

また、名古屋で開催中の映画「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」展では、展覧会のために特別に制作された「Claim Victory（Immersive Edition）」が放映されている。