「a-nation 2025」は8月30日、31日に東京・味の素スタジアムで開催された。10回目の出演となる三浦大知は30日のステージに登場し、ソロデビュー20周年を迎えた節目の公演を披露した。

冒頭は大きなクラップで会場を盛り上げ、「Blizzard」では躍動感あふれる軽やかなダンスと朗々と響く歌声でスタジアムを三浦大知色に染め上げた。続く「好きなだけ」では独特なステップで幕を開け、ダンサーたちとの絡みを生かしながら、まさに“パフォーマンス”と呼べる表現を見せた。

「心拍音」では広いステージを端から端まで駆け抜け、会場のすべてのオーディエンスに向けて声とメッセージを届ける姿が印象に残った。「EXCITE」では自らタオルを回しながら走り回り、ライブ後半とは思えないほどの高い打点の回し蹴りで大きな歓声を引き出した。

最後に披露した「Horizon Dreamer」では緩急あるダンスとド低音で締めくくり、三浦大知の多彩な魅力を詰め込んだステージで観客の視線を独占した。取材・文＝尹秀姫。