作曲家の梶浦由記が『Yuki Kajiura LIVE vol.#21 ～60 Songs～』を開催し、7月26日の大阪・NHK大阪ホールから約1か月にわたる全公演を完遂、千秋楽は8月24日に埼玉・大宮ソニックシティ 大ホールで行われた。ツアーは“60 Songs”の名のとおり、ツアー全体で60曲を披露する構成であった。

千秋楽にはLiSA、KOKIA、ASCA、JUNNAといったゲストが登場し、梶浦のピアノとともにステージを支えたのは是永巧一（ギター）、佐藤強一（ドラムス）、高橋“Jr.”知治（ベース ※高＝はしごだか）、今野均（バイオリン）、赤木りえ（フルート）、中島オバヲ（パーカッション）、大平佳男（マニピュレーター）というFRONT BAND MEMBERSである。

ボーカルにはKAORI、YURIKO KAIDA、Joelle、LINO LEIAが参加し、ゲストとしてASCA、JUNNA、鈴木瑛美子（EMIKO）も出演した。会場が暗転するとEMIKOの第一声で幕を開け、梶浦が書き下ろした新曲「black rose」を披露したほか、「eternal blue」やFictionJunction YUUKAの1stアルバム収録曲「destination」をカバーする場面もあった。

レギュラー歌姫のLINO LEIAは「八月のオルガン」で繊細な歌声を見せ、ASCAは中盤で「記憶の森」などを歌唱してステージを盛り上げた。LiSAは劇場版『鬼滅の刃』の楽曲「残酷な夜に輝け」をライブで初披露する場面があり、豪華なゲストと緻密な演奏陣が織りなすステージでツアーの完走を飾った。