テレビ朝日系ドラマ「誘拐の日」の最終回が2日放送され、主演の斎藤工が務める物語は完結した。劇中で栄進記念病院の顧問弁護士かつ凛の家庭教師を務めた山崎忠をSnow Man・深澤辰哉が演じ、視聴者の間で強い存在感を示した。

山崎は病院の副理事長・富雄と愛人の間に生まれ、父の指示で守の弱みを探ってきた過去が描かれる。やがて自分が「儲けのための都合のいい道具」であることに気づき、凛と新庄政宗の逃亡に協力。逃亡中に刺されるなど危機に見舞われながらも一命を取り留めた場面もあった。

最終回では富雄と神奈川県警刑事部長・辰岡泰明の不正を暴き、辰岡の失脚に寄与。所轄の刑事・須之内司（江口洋介）らとともに、守を殺したのが政宗でなく汐里（安達祐実）であることを立証し、政宗の裁判で弁護を担当して証言台の凛をやさしいまなざしで見守った。

事件解決後、凛が小学校に通う場面で山崎が「お似合いですよ」と声をかけるなど穏やかな締めくくりとなった。視聴者からは山崎の活躍を惜しむ声がSNSで相次ぎ、「山崎弁護士ロス」が広がっている。原作は2023年に韓国のスタジオ「ASTORY」が製作した同名作である。