俳優の間宮祥太朗が、劇場アニメ『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』で浦井洸の声を担当している。本作は8月29日から全国公開中で、安曇野りせ役は原菜乃華、アリス役はマイカ ピュが務める。

間宮はアフレコの前に篠原（俊哉）監督から浦井の人物像やりせとの距離感について細かく説明を受け、監督の指示を受けながら収録に臨んだと語っている。アニメの台本は実写と大きく異なり、台本だけでは映像が想像しにくかったため、完成作を見て新鮮に感じたという。

声の仕事については、『BLUE GIANT（23）』での経験が役立った部分もあるが、同作では掛け合いでの収録だったのに対し今回の浦井は一人での芝居が多く、別種の難しさがあったと述べる。『BLUE GIANT』では最初はしゃべるタイミングすらわからなかったことにも触れている。

収録で心掛けた点として、監督の意図に近づけることを挙げ、完成した淡い色合いで爽やかな映像表現に印象を受けたと述べている。作品のテーマである『自分らしさ』については「自分の考える自分らしさ」と「他人から見たその人らしさ」という二つの側面があると語り、それが登場人物の描写に結び付いていると説明している。