人気デュオ・コブクロが「コブクロが出逢った街、堺東」プロジェクトを通じて地元の商店街と連携し、堺東の活性化に取り組んでいる。大阪・関西万博のテーマソングを歌う二人、黒田俊介さん（48）と小渕健太郎さん（48）は平成10年に堺東駅前で出会い、9月8日にコブクロを結成した経緯が紹介されている。

商店街では二人の足形モニュメント設置やポスター掲示、横断幕「コブクロが出逢った街、堺東」の掲出、BGM放送などが実施されている。黒田さんは昨年、1年間限定のショップ「九月八日」をオープンし、焼肉サンドなどを販売したことで商店街に大きなにぎわいが生まれた。

高岡武史理事長（61）は黒田さんとの協力を語り、黒田さんが商店街の発信を積極的に行っていると述べている。新曲『THIS IS MY HOMETOWN』は今年7月に発売され、そのミュージックビデオは堺銀座商店街などで撮影されており、九月八日店前の路上で歌ったり商店街の人々と交流する場面が含まれている。

南海電鉄や高島屋堺店も駅構内や地下食堂エリアに巨大ポスターを無償で掲出し、7月末には足形モニュメントの除幕式が行われた。商店街側は「息の長い取り組みにしたい」と意欲を示し、ファンが訪れることで地域のにぎわいがさらに広がることを目指している。