NHK連続テレビ小説『あんぱん』の中盤で、のぶ（今田美桜）の上司・東海林明編集長を演じた。熱くまっすぐで部下思いの人物像が支持され、54歳の俳優としてドラマの重要な役どころを務めた。

博多大吉がNHK『あさイチ』で「全国の学校で流すべき」と絶賛した場面が伝えられ、劇中のセリフ「世間は怖いぞぉ。妬んだり、僻んだりして、いろんなことを言われる。お前の志をへし折ろうとする奴もいる。そんな奴に絶対に負けるな。負けるなよ」が注目を集めた。

毎クールのようにドラマ出演が続き、日曜劇場『19番目のカルテ』第3話でも印象的な演技を見せた。声優としては『呪術廻戦』の七海建人、『極主夫道』の龍、『ゴールデンカムイ』の尾形百之助といった主要キャラクターを担当し、特徴的な低音で知られている。

肩書は「声優・俳優」であり、近年もアニメ出演と並行して多方面で活躍している。2023年に写真集を発売して重版がかかり、女性誌『anan』の表紙を声優として初めて飾った実績もある。

2019年に『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』で映画監督デビューし、2022年には短編映画『GET SET GO』で監督と脚本を兼任した。婦人公論.jpの発言では「50代になってようやく、若い頃に『こうなっているといいな』と思い描いていた自分に近づいたような気がしています」と振り返っており、現在の充実ぶりが伝わる。