2025年8月31日、TOHOシネマズ日比谷で「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」公開御礼舞台挨拶・参が行われ、猗窩座／狛治役の石田彰、慶蔵役の中村悠一、恋雪役のLynnが登壇した。

吾峠呼世晴のマンガを原作とする本作は、竈門炭治郎と鬼殺隊の最終決戦を三部作で描くものである。石田は改めて多くの観客に迎えられていることへ感謝を示した。

中村は「とにかく映像の情報量が多く、劇場で鑑賞することに適している」と述べ、Lynnは「画面から伝わってくるパワーがすごかったですし」と感想を語った。登壇者らは完成した映像のスケール感と表現力を改めて評価した。

トークでは猗窩座の過去に深く切り込み、石田は鬼になる前の狛治を演じる上での心構えを明かした。石田は「前回の『無限列車編』ではヒールとして登場しましたが、今回は狛治という猗窩座の過去が描かれました」と説明し、さらに「狛治をきちんと演じなければ、猗窩座というキャラクター自体が悪いままになってしまう」と語り、そのポイントを外さないよう意識したと述べた。

本作は7月18日に初日を迎え、公開38日時点で観客動員1982万、興行収入280億円を超えるヒットを記録している。舞台挨拶はキャストの証言を通じて作品の受容と高い支持を再確認させる機会となった。