NHKの朝ドラ『あんぱん』が第22週「愛するカタチ」を迎え、今田美桜が主演の朝田のぶ役を熱演している。

本作はアンパンマンの作者やなせたかしさんと妻・小松暢さんをモデルに、人生の荒波を越えた2人の姿を描く意欲作である。

第22週では、嵩（北村匠海）が描いた「あんぱんを配る太ったおじさん」の絵が認められず落ち込む中、のぶが励ます展開が続く。

また、嵩はカフェでメイコ（原菜乃華）と会い、その際の出来事をのぶに秘密にするよう口止めし、のぶは誕生日にその話を知り動揺を隠せなくなる。

一方、妻夫木聡演じる八木は嵩の詩の才能に気づき、詩集出版を提案。嵩は当初拒むが熱意に押され詩集『愛する歌』を出版することになる。

世間からは売れないと見られた詩集だが予想外のヒットを記録し、それに救われたという小学生の少女が柳井家を訪れるエピソードも描かれる。

物語はのぶと嵩、そして周囲との人間模様を丁寧に描き、続く戦後の復興と芸術の役割を示している。

NHK総合で毎週月曜から土曜に放送される連続テレビ小説『あんぱん』は、歴史と感動を織り交ぜたストーリーが今後も注目を集めるだろう。