歌手のあいみょんが8月発売の雑誌『GINZA』の表紙を飾り、左腕に施されたタトゥーをそのまま披露したことが話題となっている。自身のInstagramでもタトゥー姿をたびたび公開し、隠すつもりがない様子だ。一方で、この行動に対してファンや一般視聴者の中には拒否反応を示す声も多く、一部のファンからは落胆の声が上がっている。

これは芸能界におけるタトゥーの扱いをめぐる問題を象徴している。ファッションや個性としての側面が認められつつあるものの、反社会的勢力との連想から温泉施設やプールなど多くの公共施設が利用を拒否している現状がある。テレビの世界でもタトゥーはまだ完全には受け入れられていないため、芸能人のタトゥー披露は議論を呼びやすいテーマとなっている。

同様のケースとして、元King ＆ Princeの岩橋玄樹は肩から腕にかけてタトゥーを入れているが、テレビ出演時は長袖で隠す配慮をしている。これに対し、あいみょんの姿勢は明確にタトゥーを隠さない珍しい例であり、彼女のファッションや個性表現の一環だと受け止められている。

この状況は、芸能界における多様な価値観や表現の自由の伸展を示すものであるとともに、まだ一定の抵抗感を持つ層が存在している複雑な現状を映し出している。推し活ユーザーにとっては、あいみょんのような個性豊かなアーティストの表現活動が注目すべき話題となっている。