トム・クルーズが、ドナルド・トランプ大統領から授与される予定だったケネディ・センター名誉賞を辞退したことが明らかになった。

この名誉賞はアメリカ文化への貢献を称え贈られるが、クルーズは「スケジュールの都合」で辞退を決め、授賞式への参加も見送った。

トランプ大統領が今年2月にケネディ・センターの理事長に就任して以降、組織内部ではリベラル派の理事の排除や保守派を中心とした新理事会の設置が行われている。

さらにセンター内のオペラハウスをメラニア夫人にちなむ名称に変更する法案も可決されるなど、政治的な動きが活発化している。

今回の授賞式はトランプ大統領自らがホストを務め、カントリー歌手ジョージ・ストレイトやロックバンドKISS、歌手グロリア・ゲイナー、俳優シルベスター・スタローンらに賞が授与される予定だ。

クルーズの辞退については、関係者がワシントン・ポスト紙に「スケジュールが合わない」という理由を明かしているが、本人や代理人からの公式コメントはまだ出ていない。

なおトム・クルーズは2025年11月16日に開催されるガバナーズ賞でアカデミー名誉賞を受賞予定であり、現在は新作映画の撮影も続けている。

このため、スケジュールの調整が難しかった可能性が高い。

トム・クルーズの動向は今後も注目されるだろう。