映画『国宝』が公開から73日間で興行収入105億円を突破し、邦画実写歴代3位の快挙を達成した。主演の吉沢亮、共演の横浜流星、渡辺謙、李相日監督からは感謝のコメントが寄せられている。

本作は、吉田修一が3年間にわたり歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋での体験をもとに書き上げた同名小説の実写映画化である。物語は、歌舞伎役者の家に引き取られた極道の息子・立花喜久雄が、芸の道に人生を捧げ“国宝”と称されるまでの50年を描く壮大な一代記である。

吉沢亮は出演にあたり「たとえ少数でも見てくれた方の人生に寄り添うような、心から大切に思ってもらえる映画にしたい」と語り、多くの観客に支持されることへ感謝した。一方、喜久雄のライバル・大垣俊介役の横浜流星は「映画『国宝』がたくさんの方に届き、愛していただけて幸せに感じている」とコメントした。

また、横浜は作品を通じて日本の伝統芸能である歌舞伎への敬意を深め、映画を観た人々が歌舞伎に興味を持つことができれば使命を果たせたと語っている。

公開73日間で観客動員は747万人を超え、SNSを中心に幅広い年齢層に支持されている。上映時間3時間の長尺ながらも、「近年にない衝撃を受けた」「何度も映画館に足を運びたくなる」といった絶賛の声が後を絶たない。

『国宝』は邦画実写作品の中で歴代トップクラスのヒットとなり、公開から日を追うごとに興行収入・観客動員数ともに伸び続けている。今後も日本映画界に新たな刺激を与え続けることが期待されている。