シンガーソングライターのあいみょんが、女性ファッション誌『GINZA』9月号の表紙で左腕に入ったタトゥーを見せたことが話題となっている。彼女のタトゥーは、人の形をした絵柄のほかに四角形のカードのような絵柄もあることから、新たに注目が集まった。

タトゥーに対しては、日本ではまだ根強い偏見があり、一部では「受け入れられない」「入れるべきではなかった」といった厳しい意見も出ている。しかし一方で、あいみょんの長年のファンを中心に「前から普通に入れている」「いまさら騒ぐ必要はない」といった擁護の声も少なくない。ファンの間では、彼女のタトゥーは馴染みのものとして受け入れられていた様子だ。

あいみょんの持つ「気さくで飾らない」イメージが大きく影響しており、「近所の姉ちゃん」という親しみやすさが支持されている。しかし、この親近感があるからこそ、彼女のタトゥーが発覚した際に一部のファンが「裏切られた」と感じるケースもあった。

欧米やK-POPなど世界のアーティストがファッションや自己表現の一環としてタトゥーをオープンにしているのに対し、日本ではタトゥー＝反社会的なイメージが依然強い。芸能界でも多くの一線級の歌手やタレントがタトゥーを入れているが、まだ一定の抵抗がある現状だ。

あいみょんの今回の表紙掲載によりタトゥーへの議論が改めて注目されることになったが、ファンの支持も厚く、推し活においても彼女の個性を尊重する声が見られる。

今後の彼女の活動において、タトゥーを含めた新たな表現の一環としてファンがどのように受け止めていくのか、注目されている。