アニメ『葬送のフリーレン』第1期新章「アウラ編」がスタートし、10月20日放送の第7話では、人間と魔族の和平を巡る緊迫の展開が描かれた。28年前に勇者ヒンメルが死亡し、フリーレンたちは「魂の眠る地」を目指し旅を続けていた中、訪れた街では異様に多くの衛兵が警戒にあたっていた。

フリーレンは魔族の存在に即座に反応し警戒するが、街では魔族との和平交渉が進められていた。魔族の使者は人間の領主・グラナト伯爵と会話し、和平を申し出る。かつて大魔族「断頭台のアウラ」が復活し、この街と交戦していたが、その後和睦を申し入れたのだった。

しかし、フリーレンは和平の裏に潜む狡猾な狙いを疑い、その正体を見抜いていた。フェルンとシュタルクが平和的解決を模索するなか、フリーレンは「魔族がなぜ言葉を使うのか」という疑問を投げかけ、本質的に人間を襲う存在として警戒を緩めなかった。

引き続き描かれた第8話では、和平が偽りであることが鮮明となり、魔族の若者ドラートがフリーレンを魔力の糸で拘束。しかし、フリーレンは熟練の戦士として的確に反撃し、敵を一瞬で倒す圧倒的な実力を見せつけた。

この章では、「葬送」のタイトルに込められたもう一つの意味も示され、視聴者に強い印象を残した。魔族と人間との複雑な関係、そしてフリーレンの冷静さと実力が際立つ物語展開が、ファンから高い興味と驚きを集めている。