なにわ男子はデビュー4周年を迎え、4枚目のアルバム「BON BON VOYAGE」を携えて2025年のライブツアー「なにわ男子 LIVE TOUR 2025 ‘BON BON VOYAGE’」を開催している。ツアーは7月19日の新潟を皮切りに全国9都市のアリーナを巡り、約45万3千人の動員を見込んでいる。

このツアーのテーマは「旅と冒険」で、長尾謙杜がプロデュースした全衣装は、グループ内でも特に高いファッションセンスが光る。7月28日の横浜アリーナ公演では、モヒカン姿のダンサーとともに始まり、囚人服風の映像でメンバーが檻に閉じ込められて登場する演出が観客を沸かせた。

普段のキラキラしたアイドル路線とは一線を画した、無骨でクールな海賊風ゴシック衣装が披露された。深い赤や緑、紫、金、黒を基調にしたビロードやサテンなどの高級素材に、金糸刺繍やビジュー、タッセルがあしらわれている。

さらに7月28日のライブでは、メンバーがミニクーパーに乗り登場し、トラッドな制服風の衣装で個性を発揮した。高橋恭平はパンキッシュに、藤原丈一郎はストリート感あふれるスタイルに、西畑大吾や大西流星、大橋和也、長尾謙杜、道枝駿佑もそれぞれ異なる遊び心を盛り込んでおり、統一感のあるステージを作り上げている。

特に大西流星考案の「YUUWAKU DANCE」ではメンバーカラーの手袋やメガネ、ハワイアンレイと麦わら帽子を取り入れ、元気いっぱいのパフォーマンスを披露した。

ライブ終盤には、幻想的な青を基調とした衣装を着用してメドレーに入り、蝶のモチーフや多彩なブルーでミュージカルのようなファンタジー世界を表現している。メンバーが宙に浮かぶフライング演出も多彩で、観客を魅了した。