夏に街やラジオでよく耳にするサザンオールスターズの楽曲は、令和の高校生からも支持されていることが調査でわかった。

ワカモノリサーチ社が2025年6〜7月に行った全国の現役高校生477人対象の調査によると、約36.9％がサザンの曲を聴くと回答した。聴く理由には「家族の影響」、とくに「お母さんがファン」「父が歌っていた」など家庭での体験が多く、「好きなアーティストのカバーで知った」という回答も見られた。

一方、63.1％は「世代じゃない」「曲が古い」「TikTokやSNSでよく見かけない」などの理由で聴かないと答えた。

好きな曲ランキングでは、10位から6位に「涙のキッス」や「LOVE AFFAIR〜秘密のデート」などが入り、5位以上は「東京VICTORY」「いとしのエリー」「勝手にシンドバット」「TSUNAMI」「真夏の果実」と続いた。

「いとしのエリー」は約50年前の曲ながら4位にランクインし、デビューシングルの「勝手にシンドバット」も高評価だ。特に「TSUNAMI」はシングルCD300万枚近くの売上を誇り、夏の定番「真夏の果実」も根強く愛されている。

ランキングの曲については、「歌番組で聴いた」「家族の車で聞いて」「運動会で踊った」といった声や、「イントロの良さ」「歌詞の魅力」「メロディーの素晴らしさ」など、幅広い世代に通じる音楽の良さが支持されている。

以上の結果から、サザンオールスターズの楽曲は世代を超えて愛され続けていることが改めて証明された。