2023年7月26日、神戸市兵庫区雪御所町に位置する『NATURE STUDIO（ネイチャースタジオ）』に新棟WESTが完成し、レストラン『食べる植物園』がオープンした。

この施設は2015年に閉校した湊山小学校跡地を活用し、地方創生とサステイナビリティを融合させたコミュニティ型複合施設として2022年に開業。水族館やクラフトビール醸造所、ハーブショップ、フードホール、保育園、就労支援A型のコネクトスクールなど多彩な施設が一体化している。

新棟は駐車場の一部に建てられ、NORTH、EASTの棟とともに緑豊かな敷地を形成。レストラン内部は植物園を想起させるほど緑に溢れ、その多くが食用可能なエディブルプランツである。中央にはシジギウムのシンボルツリーがそびえ、周囲にはパンビュッフェが並ぶ。

特に注目は併設の「みなとやまベーカリー」製のパンがランチに付くことで、毎朝焼き上げのパンをトースターでリベイクして楽しめ、クロワッサンのバター香と食感が好評。

メニュー例には国産牛の赤身を使ったローストビーフや季節野菜のグリル、スモークサーモン、ポテトサラダが盛り込まれた「食べる植物園プレート」があり、ドリンクにはハイビスカスのコーディアルとエルダーシロップの甘みとミントが調和した「エルダールージュソーダ」が用意されている。

このレストランは自然の恵みや植物の豊かさを五感で感じながら味わうコンセプトを打ち出し、神戸の新たな食文化スポットとして注目されている。