ファッション業界誌『WWDJAPAN』8月4日号の巻頭特集で、注目アーティスト藤井 風の衣装デザインが大きく取り上げられた。

特に2024年6月に発表された楽曲「Hachikō」と、同年8月に神奈川・日産スタジアムで行われたスタジアムライブ「Feelin’ Good」の映像と衣装に焦点が当てられている。

特集ではスタイリストの島田辰哉が中心となり、映像ディレクターのMESSやライブ演出を担当する映像作家の山田健人と共に、藤井風のクリエイティブチームの緻密な制作過程を掘り下げている。

島田は「衣装制作は僕一人でできるものでは決してなく、周囲のさまざまなクリエイターの協力によって成り立っている」と述べ、彼の言葉どおり多くのプロフェッショナルが関わることで独特の世界観を作り上げている。

特集にはファッション専門誌『装苑』編集長の玉利亜紀子、アイドル衣装制作を手がけるクリエイティブ・ベースのテン（TEN10）、そして服飾専門学生らへの取材も含まれており、衣装デザイン業界の仕組みや最新トレンドも詳しく紹介されている。

さらに、藤井 風がスタイリスト島田辰哉の衣装をまとって登場する表紙ビジュアルも大きな注目を集めている。

この号は、音楽業界のみならずファッション業界からも高い関心を集め、衣装デザインへの理解を深める一冊となっている。

また、同号の後半には日本歌謡界の小林幸子の豪華なステージ衣装についても特集が組まれ、華やかな衣装の裏側にある繊細な表現にも迫っている。

アーティストの魅力を引き立てる衣装の重要性と、制作に携わる多様なクリエイターの連携が浮き彫りとなった内容で、推し活を楽しむユーザーにとっても興味深い特集である。