横浜流星が主演を務める大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』第29回では、彼が演じる蔦屋重三郎の妖艶な表情から一転、渾身の変顔が話題となっている。

この回では、江戸時代の黄表紙制作を舞台に、戯作者の佐野政演（古川雄大）と共に物語やキャラクターを練り上げていく蔦重の姿が描かれた。蔦重は政演の背中にしなだれかかり「いい男の背中になったなあ」とつぶやくが、すぐに顔を変えてコミカルな表情を見せ、その変顔に視聴者から「国宝級の変顔」「漫画みたいな顔」といった称賛が寄せられた。

この妖艶さとユーモアを併せ持つ演技は、横浜が女形役を務めた大ヒット映画『国宝』での歌舞伎シーンを思わせるとの声もあり、彼の幅広い演技力が改めて評価されている。

映画『国宝』では、横浜は歌舞伎名門の御曹司・俊介役を、主演の吉沢亮演じる喜久雄とライバル関係で演じ、その美しい女形の舞を吹き替えなしで披露し、興行収入75億円超えの大ヒットとなった。

ドラマ『べらぼう』でも渡辺謙との親子役共演が注目されており、横浜の多面的な演技表現が好評だ。

また、ドラマ内での変顔は視聴者に親しみやすさを与え、ネット上で多くの反響を呼んでいる。

横浜流星は端正なルックスに加え、悪役やコメディ的要素もこなす演技の幅広さが特徴で、将来的に名優としての期待も高まっている。

彼の今後の活躍に注目が集まるなか、ドラマと映画双方でのパフォーマンスがファンや視聴者に新たな魅力を届けている。