映画『国宝』は吉沢亮が主演、横浜流星が準主演を務め、6月6日の公開から約2か月で大きな話題を集めている。公開52日間で観客動員数538万人、興行収入は約75.9億円を突破し、実写映画としては今年トップの動員数となっている。物語は任侠の家に生まれながら歌舞伎当主に引き取られ、芸に生涯を捧げた主人公・喜久雄と彼のライバル役・俊介（横浜流星）が主軸の一大ドラマだ。

劇中では歌舞伎の伝統や血筋の問題を描きつつ、多彩な名俳優陣の演技も注目されている。特に三浦貴大が不穏なキャラクターを味わい深く演じたことや、少年期の主人公を演じる黒川想矢や俊介の少年期役・越山敬達の新進気鋭の俳優たちの存在感が高評価を得ている。

公開後の舞台挨拶で吉沢亮は、黒川の色気と演技の深みを称賛し、自身が演じる喜久雄の過去パートに新たな緊張感が生まれたことを語った。多くの観客も黒川や越山の若手俳優たちの演技に感銘を受け、映画全体の完成度と引き込まれる世界観を支持している。

これからも上映を続ける本作は、興行収入が100億円に迫る勢いで、推し活はもちろん映画ファンにも見逃せない注目作となっている。熱演を見せる横浜流星の魅力が、作品の盛り上がりに大きく貢献している。