「ななまがり」は大阪芸術大学の落語研究会出身で、ミルクボーイの後輩にあたる漫才師コンビである。

NSCを経ずにオーディションを勝ち上がり吉本に所属した強者として知られている。

ツッコミ担当の初瀬くんは岡山NSCに通っていた高校生時代があり、その目力の強さが印象に残っているという。

彼らは「キングオブコント2016」「THE SECOND2024」「ダブルインパクト2025」と3つの大会でファイナリストに輝いている。

さらにボケ担当の森下くんは「R-1ぐらんぷり2020」の決勝にも進出しており、唯一4大会のファイナリストという実績を持つ。

デビュー当初のネタは独創性が非常に強く、一部お客さんがついていけないこともあったが、その希少性と誰にも真似できない芸風が高く評価された。

今回の「ダブルインパクト 漫才＆コント二刀流No.1決定戦」でもクセの強いネタで観客を圧倒。

舞台上での飛び抜けた声量や躍動感あふれる動き、セオリーを無視した想像を超える展開で迫力満点のパフォーマンスを見せた。

予選では最もウケていたものの、惜しくも下位に終わったが、生の舞台で実感してほしいと評される。

ななまがりは自分たちのスタイルを長年貫き、時代が追いついてきた結果その独特の世界観を披露できている。

これからも彼らのさらなる活躍が期待されている。