お笑いコンビ・マユリカの中谷が、ディズニー＆ピクサーの最新作『星つなぎのエリオ』の日本語吹き替え声優に初挑戦した。初めての声優挑戦ということで、監督から「かっこつけすぎ」と注意を受けたものの、最終的にはキャラクターに適した声を見つけることができたと語った。

また、中谷は自身の「自分らしさ」をテーマにしたトークで、睡眠時無呼吸症候群の治療で使用する医療器具を仕事の泊まり込みの際に空港の検査で所持していたところ、爆発物と誤解されて止められ、3人の係官に囲まれるというエピソードを披露した。事情を説明し無事に通過したが、こうした経験も「自分らしさ」として受け止めているという。

舞台あいさつには共演の川原瑛都、清野菜名、佐藤大空、松山ケンイチ、野呂佳代も登壇し、和やかな雰囲気でイベントが行われた。松山ケンイチは自身の吹き替えについて、より迫力ある声にしたいと監督に頼み込んだことなどを明かし、中谷とのやり取りでも笑いを誘った。

作品『星つなぎのエリオ』は孤独な少年が友情を通じて自分を受け入れていくファンタジー・アドベンチャーであり、声優陣の熱演が作品の感動を一層引き立てている。中谷の声優としての新境地と苦労話は、推し活ファンにとって見どころの一つである。