ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズの十周年を記念した『目出度歌誉花舞 十周年祝賀祭』が7月29日・30日に東京ドームで開催された。

29日の公演で歴史上人物・榎本武揚役の藤田玲が歌唱中に脚の負傷事故に見舞われたが、骨折などの重症はなく、翌日の30日公演には一部演出変更のうえ出演した。

藤田は自身のXで、ファンに心配をかけたことを謝罪し「今自分ができる全力で思いを込めて本日ステージに立たせていただきます」と意気込みを示した。

30日の公演では、移動を控えつつも笑顔で登場し、終盤にはファンからの声援に「先輩たちの帰りの船の準備も出来たし、俺はオッケー!!!」と明るく返答した。

『刀剣乱舞ONLINE』が2015年にサービス開始し、同年10月にミュージカル化された『刀ミュ』シリーズは今年で10周年を迎え、今回の祝賀祭は2日間で延べ8万人以上を動員した。

公演は日替わり出演を含め44振りの刀剣男士と4人の歴史上人物が、巨大な3カ所のステージを舞台にした。その豪華な舞台装置にはレール式ムービングステージ4台や気球5台が用いられ、炎や歌声が観客を魅了した。

公演映像は動画配信サービス「DMM TV」で7日間の見逃し配信が行われ、Blu-ray・DVDの発売も決定している。

今後も『刀ミュ』は記念公演の熱気を伝えながら、ファンの推し活を盛り上げるコンテンツとして期待される。