映画「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」が8月1日に全国435館で公開され、前作と比べて動員数が160％増と好調なスタートを切った。主演の鈴木亮平は初日舞台挨拶で、「こんな幸せない」と感謝の言葉を述べ、作品を応援してくれるファンへの深い思いを語った。

同作はテレビドラマの続編で、大型のオペ室を搭載した車両で事故現場に駆けつける救命医療チーム「MER」の活躍を描いている。今回は新たに「南海MER」のメンバーが加わり、豪華な顔ぶれの13名が舞台挨拶に参加し、劇場を盛り上げた。

鈴木は、「MER史上最大の危機を乗り越えるためにはチーム一丸となることが不可欠」と語り、スタッフと共演者への誇りを明かした。また、子どもたちから「医者になりたい」「看護師になりたい」という手紙をもらうことが増えたと明かし、医療を目指す若者の励みになっていることを喜んでいる。

「医療従事者へのエールで始まった作品が、新たな一歩を踏み出した」とも述べ、災害の多い国で勇気を持ち行動する人がヒーローだと伝えたいと強調した。鈴木は「夏休みを代表するエンタメ大作として多くの観客に支えられている」と胸を張った。

また、共演者たちも作品への愛着や撮影の経験を語り、和気あいあいとした現場の様子がうかがえる。劇場版はファンだけでなく幅広い層に好評で、多くの観客が感動と勇気を受け取っていることが伝わる。