LiSAは21歳で岐阜から上京し、プロの音楽活動を目指して苦労の日々を送った。

当初はアルバイト収入でためた100万円も2カ月ほどで尽き、自立や現実の厳しさを痛感したという。

18歳の高校卒業後に自身の好きなことを模索した結果、音楽が唯一続けてこられた道だと気づき、覚悟を決めて東京での生活に臨んだ。

上京して初めて、親への感謝や自分の夢と現実のギャップに向き合い、苦しみながら自分自身の進むべき道を模索した。

しかし、その時期の苦労こそが今の自分を支える大切な経験だったと振り返っている。

また、情報過多になる前の時代の中で青春を過ごせたことは恵まれていると感じているという。

そうした日々の積み重ねが、国内外での人気やライブツアー成功を支え、今では海外のファンからも高い支持を受ける存在となった。

LiSAは音楽活動15周年を迎えるにあたり、北米ツアーやロサンゼルスでの単独公演など新たな挑戦も続けている。

これらの経験が困難を乗り越える力となり、夢を現実に変えてきた歩みを象徴している。