NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第60回の再放送では、ヒロイン小橋常子と星野武蔵（坂口健太郎）との別れが感動的に描かれた。

物語は戦後の東京を舞台にし、女性のための雑誌刊行を目指す常子と彼女の家族の絆を描いている。

星野は大阪帝大の研究室に配属となり、東京を離れることが決まったため常子に結婚を申し込むが、常子は家族を最優先にすると決め、結婚を断る。

第59回で常子は星野に「今は家族と離れるわけにはいかない」と謝罪し、関係に終止符を打つ決意を見せた。

星野は「僕が好きな常子さんは結婚を選ぶ人ではない」と感じつつ、笑顔で彼女との別れを受け入れた。

大学の友人に見送られ大阪へ向かう列車の中で、星野は車窓から常子の姿を見つけ、呼びかけるシーンが印象的だった。

常子も微笑みながら一礼し、物語は静かに2人の別れを描写している。

このシーンは多くの視聴者から「涙なしには見られない」との感想が多数寄せられ、星野と常子の深い絆が改めて注目された。

坂口健太郎の繊細で真摯な演技が、二人の切ない別れをより一層印象づけている。

このドラマは2016年放送で、主題歌「花束を君に」は宇多田ヒカルが担当し、当時から高い評価を得ている。

坂口健太郎が演じる星野武蔵の物語は、推し活ユーザーにとっても感情移入しやすく、ファンの間で語り継がれる名シーンとなっている。