女優の今田美桜が主演を務める連続テレビ小説「あんぱん」（NHK総合・毎週月～土あさ8時～ほか）の第87話が2025年7月29日に放送され、主人公・若松のぶ（今田美桜）の部屋の変化が視聴者の注目を集めた。

作中では、のぶの幼なじみであり後に夫となる柳井嵩（北村匠海）が高知新報を辞めて東京に引っ越してくる。二人は再会を喜び、のぶの部屋で将来について語る場面が描かれた。

さらに嵩の母である登美子（松嶋菜々子）が突然のぶの部屋を訪問し、酒を振る舞いながらも嵩の漫画家としての道を反対し、のぶに対しても批判的な態度を見せる。のぶは嵩の才能を信じ応援し反論するが、登美子は「漫画なんて大の男がやるものではない」と強硬な姿勢を崩さなかった。

そんな夜、酔い潰れた登美子に布団をかけるのぶの視線は、亡き夫・次郎（中島歩）の写真に向けられる。翌日、嵩がのぶの部屋を訪れると、次郎の写真が片付けられて消えており、嵩はその変化に気づき複雑な表情を見せる。

この部屋の変化は視聴者の間で「次郎さんの写真がなくなっている」「嵩への気遣いかもしれない」「複雑な心情の表れ」と話題となり、ドラマの人間関係の深みが一層際立つ展開になっている。

本作「あんぱん」は国民的アニメ「アンパンマン」の作者・やなせたかしと妻の小松暢をモデルに、二人の人生と創作の軌跡を描いた愛と勇気の物語であり、今田美桜はヒロインののぶを演じる。

今回のエピソードは、作品のテーマである家族や夢、葛藤を繊細に表現しており、推し活ユーザーにも注目される内容といえるだろう。