韓国映画『ハルビン』が公開中である。主演のヒョンビンは、1909年の歴史的事件を背景にした極限サスペンスで大韓義軍のアン・ジュングン役を務めた。

ストーリーは、祖国独立を志す大韓義軍の闘いを壮大なスケールで描き、アン・ジュングンが日本兵の捕虜を万国公法に従い解放しながらも、部下を失い、伊藤博文暗殺を決意するドラマを展開している。

特徴的なのは、モンゴルの結氷した湖の上での撮影である。最低気温－40度の極寒の中、晴天の待機時間が8時間、撮影時間はわずか10分という過酷な環境で行われた。本編映像ではヒョンビンが氷上にひとり佇む迫真のシーンやスタッフとの映像チェックの様子が確認できる。

ヒョンビンは撮影を振り返り、「つらさよりも当時の士気を想像し、役作りの助けになった」と語っている。

またドローンによる空撮も活用し、広大な自然の中でのリアルなサスペンス感が際立っている。

メイキング写真からは、イ・ドンウク扮するイ・チャンソプとの対立シーンや、極寒の中での撮影の様子がうかがえる。

本作は単なる歴史劇を超え、過酷な自然環境を活かした迫力ある映像美と、深い人間ドラマでファンを魅了している。

推しの演技の真剣さと現場の厳しさを知ることで、映画鑑賞の視点も広がるだろう。

今後もヒョンビンの挑戦に注目が集まることは間違いない。