人気ゲームを原案とした歌舞伎作品『刀剣乱舞』の第2弾が、この夏東京・福岡・京都の三都市で上演される。初演から2年、前作以上に歌舞伎の伝統的様式と物語が融合し、歌舞伎ファンやゲームファンから高い評価を受けている。本作は鎌倉時代の源実朝暗殺事件を題材に、三日月宗近などおなじみの刀剣男士たちが歴史を守る姿が描かれる。主演の尾上松也は三日月宗近と新キャラクター羅刹微塵を演じ、二役の魅力を発揮する。歌舞伎ならではの複数役を演じる技も見どころの一つだ。

第2弾では新たに約45分の舞踊の演目『舞競花刀剣男士』を加え、刀剣男士たちが季節の踊りを披露する。華やかな衣裳や舞台美術が物語の世界観をより一層引き立てる。歌舞伎初心者でもイヤホンガイドなしで楽しめる構成で、新規ファンの獲得も期待されている。

共同演出には日本舞踊家の尾上菊之丞も参加し、伝統と新しさが調和した舞台となる。今回の作品は、歴史とフィクションが織り交ぜられた劇の中で、刀剣男士たちがいかに歴史の深淵を守るかが大きなテーマである。

ファンはもちろん、歌舞伎や歴史好きも満足できる内容となっている。舞台ならではの迫力と繊細な表現で、刀剣乱舞の世界観を新たに体感できる機会となるだろう。

さらに、前回不足していた舞踊シーンが充実し、エンタメ性が高まったことで、より多彩な魅力を楽しめる舞台となった。

7月からの上演に向け、多くの注目と期待が集まっている。公式からの詳細発表も待たれる中、推し活ファンは劇場での体験を楽しみにしてほしい。