NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」が再放送され、坂口健太郎が演じる星野武蔵の恋心が視聴者の注目を集めている。

このドラマは戦後の東京を舞台に、女性のための雑誌を刊行する主人公の奮闘と家族を描く作品で、2016年に放送された。

第49回の再放送回では、社会人デビューした主人公の常子が仕事のストレスに悩み落ち込んでいる際に、大学生の星野が訪れるシーンが描かれた。

星野は以前常子から受け取ったハンカチを洗濯して返しに来たことをきっかけに、彼女に対する恋愛感情に気づき始めている。

2人は甘味処に一緒に行き、星野が研究に集中できない理由を打ち明けた時、常子が星野のおでこに手を当てて熱を測ろうとする出来事があった。

これに星野は驚き、膝にお茶をこぼしてしまうが、必死にハンカチで拭き、洗濯したばかりのそれと気づき慌てる姿が視聴者を和ませた。

実直で不器用な星野のキャラクターがよく表れたほっこりしたシーンだとSNSでも話題になっている。

主演の高畑充希とともに、昭和の時代を生き抜く人々の人間味ある姿が丁寧に描かれており、推し活中のファンにとっても心温まる内容となっている。

今回の再放送は第9週「常子、初任給をもらう」編（第43～48回）から始まり、ドラマの細かな演出やキャラクターの魅力を改めて楽しめる機会となっている。

坂口健太郎の自然な演技が光る星野武蔵の恋の過程は、若いファンだけでなく幅広い世代からの支持を集めている。

朝ドラファンだけでなく、恋愛ドラマのファンも楽しめる内容であり、今後の展開にも期待が高まる。