2025年7月19日から8月12日まで、大阪の国立文楽劇場で「令和7年夏休み文楽特別公演」が開催される。

この公演は3部構成で行われ、第1部は親子劇場として「西遊記《完結篇》」の上演や文楽の魅力を紹介する解説コーナーがある。

第2部では「一谷嫰軍記」「桂川連理柵」といった名作が上演される。

特に注目なのは第3部で、刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞ONLINE」とのコラボレーションによる「小鍛冶」の上演である。

ここでは刀剣男士・小狐丸の文楽人形が登場し、撮影可能なスペースも設けられる。

また、ロビーには小狐丸と小烏丸の人形や小狐丸の等身大パネルが展示され、小狐丸がロビー放送の一部を担当するほか、「小鍛冶」のあらすじ動画が劇場の公式サイトで公開予定だ。

このコラボにより、古典芸能の文楽と人気ゲームが融合し、新たなファン層の獲得が期待されている。

さらに第1部・2部には日本語字幕が付き、第3部は英語字幕付きで国際的な観客にも配慮されている。

家族での観劇やゲームファンの推し活にもぴったりな企画であり、夏の文楽劇場は一見の価値があるイベントといえる。