大人気アニメの劇場版最新作『名探偵コナン 隻眼の残像（フラッシュバック）』が、中国においてシリーズ最高の興行収入を記録し話題となっている。公開から約11日で累計58億円を超え、さらに7月9日には62億円を突破。前作の記録を塗り替え、今後も81億円超えの可能性が指摘されている。

本作は、長野の雪山を舞台にした壮大なシーンや緻密なストーリー展開、毛利小五郎の活躍などが評価され、特にIMAXで表現される吹雪や銃撃戦、雪崩脱出の場面が多くのファンを魅了している。

中国では大学入試後の夏休みという絶好のタイミングに公開され、『ミッション：インポッシブル』などの大作と競合しながらも興行収入ランキングの上位を維持。シリーズ最速で2億元を突破するなど勢いは留まらない。

また、同シリーズは日本国内でも19日で興行収入100億円の大台を超え、3作連続の快挙を達成。国際的にも高い人気を誇ることを裏付けている。

作品内に描かれる長野県の美しい自然や雪山の景観は中国でも高く評価されており、ファンが聖地巡礼に訪れる動きも活発だ。

こうした成功は、作品の精密な舞台設定とグローバルな戦略、さらにIMAX技術の活用など、多角的な魅力に支えられている。

国内外のファンにとって、今後もさらなる話題を呼び続けるであろう本作は、名探偵コナンシリーズの新たな金字塔となりそうだ。