モーニング娘。'25のリーダー生田衣梨奈が、14年半にわたるグループ活動に終止符を打つ卒業コンサートを7月8日に日本武道館で開催した。満員の1万200人のファンが詰めかけ、会場は終始熱気に包まれた。生田は13歳で加入し、グループ歴代最長在籍記録を樹立。白基調の上品なドレスをまとった彼女は、「苦しいことや楽しいことを乗り越えながら活動を続けてきた」と感慨深く語った。

7日に誕生日を迎えたばかりの彼女に、ファンが誕生日ソングで祝福する場面もあり、「これが夢だった」と笑顔を見せた。アンコールでは代表曲含む35曲を熱唱し、そのステージはファンの心に深く刻まれた。

2019年からは10代目リーダーとしてグループを牽引し、つんく♂作曲の楽曲を通じて多くの人々に笑顔を届けたことを振り返った。卒業後は事務所を退社するも、タレントとしての活動は続け、さらなる挑戦を誓った。

今回の卒業ライブは、生田の長きにわたる功績を称える一夜となった。ファンにとってもモーニング娘。の歴史の中で特別な意味を持つ日であり、彼女の未来に期待が高まっている。

この卒業は一つの節目であると同時に、新たな旅立ちを示すものであり、今後の活躍が注目される。充実したキャリアと温かなファンの支えがあったからこそ、その笑顔と決意は力強いものとなった。