韓国のトップスター・ヒョンビンが主演を務める映画『ハルビン』が絶賛公開中である。本作は1909年、中国・ハルビンを舞台に、祖国独立のため命をかけた大韓義軍のアン・ジュングンを中心としたサスペンス・アクション作品だ。ヒョンビンは日本での舞台挨拶にてファンと直接コミュニケーションを取れたことを喜び、「意味のある作品と共に来日しご挨拶できたことはとても意義深い」と語った。監督は『内部者たち』『麻薬王』などを手がけるウ・ミンホ。撮影前から細部まで綿密にこだわり、現場での仮編集映像を用いて修正を重ね、徹底した完成度を追求した。ヒョンビンは演じるアン・ジュングンについて、「同志が犠牲になることもある罪悪感を抱えながらも信念に従い進む人物」と表現し、真心を込めて役に打ち込んだと明かす。リリー・フランキーが伊藤博文役で出演し、彼と共演できたことは刺激的であり「会うたび好きになる」と語るなど、日韓の映画界での豪華なコラボレーションも話題となっている。圧巻の映像はラトビアやモンゴルでの大規模海外ロケが実現。韓国国内外で高評価を得ており、第61回百想芸術大賞では最優秀作品賞と撮影監督賞を受賞するなど注目度の高い作品である。ヒョンビンの熱い想いが込められた『ハルビン』は日本の観客が見届けることで作品が完結するとされ、推し活層には必見の映画だ。