ガールズケイリンで活躍する島田優里選手が、産休を経て約2年ぶりにレース復帰する。昨年春に出産を終え、奈良から長崎に拠点を移し、12月末より佐世保バンクで本格的な練習を再開した。育児と練習の両立に慣れつつあり、復帰戦に向けて自信を深めているという。

今回の復帰戦は松戸競輪のF1レースで、競技活動に戻るのは23年7月の岸和田以来となる。落ち着きを取り戻した今、地元だけでなく全国の舞台でも競争力を取り戻す意気込みを見せている。

復帰にあたっては現在の体力や技術にも自信を持っており、49 ～ 50点の競走得点を目標に掲げている。産休前の成績が一時的に落ちたため、今期は3期目の扱いとなり、1戦1戦が大切な勝負になることを理解した上で挑戦している。

また、彼女は実戦感覚が鈍る不安もあると語っているが、練習仲間のサポートや経験を活かしながら徐々に取り戻す計画である。2025年後期の代謝による強制引退の対象期間でもあるため、確実に結果を残す必要がある。

推し活を楽しむファンにとっては、母となってもなお競技を続ける姿勢は尊敬に値し、今後の活躍にも期待が高まる。彼女の復帰は、女性選手の競輪界での活躍や産休後の復帰モデルケースとしても注目されている。今後のレースで、彼女の新たな挑戦と成長を見守りたい。