小栗旬が主演を務める映画『フロントライン』のキャスト座談会映像が話題となっている。本作は世界的なパンデミックを背景に、豪華客船での新型コロナウイルス感染拡大を事実に基づきオリジナル脚本で描いた日本初の映画である。小栗旬のほか、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介ら豪華キャストが出演し、それぞれの役柄を通じて人間ドラマを織り成す。

座談会映像では、撮影初日の緊張感や共演者同士の和やかな雰囲気が語られた。小栗は最初の撮影に対し「ワクワクと不安が入り混じっていた」と述べ、松坂は撮影中のコミュニケーションで緊張が解けたと振り返る。一堂に会するシーンでは、それぞれが持つ葛藤や向き合う課題についても語り合い、作品の深みを感じさせるエピソードが披露された。特に小栗と窪塚のバディ感は強調され、「互いに心で通じ合う関係性が現場に独特の安心感を生んだ」と松坂が称賛した。

また、撮影の裏話として防護服やキッチングローブの使用、役作りのため長時間マスクを着け続けた池松の努力なども紹介され、リアルな現場の様子が伝わる。

公開から2週間で動員68万人、興行収入9億円を突破し、評価も高い本作は全国で上映中である。ファンや映画愛好者にとって必見の作品となり、俳優陣の熱演とコロナ禍のリアルな描写が見どころと言える。