2025年にデビュー10周年を迎える4人組ロックバンドが、神奈川県の横浜スタジアムで史上初のスタジアムワンマンライブを開催した。

このライブは2日間に渡って行われ、初日はインディーズ時期の楽曲、2日目はメジャー期の楽曲を中心に披露された。

特に2日目は晴天に恵まれ、ファンと一体となった熱狂的なステージとなった。メンバーは車に乗って観客席を周回し、親密なコミュニケーションを取りながら登場。

ステージ上ではお馴染みの曲から新たなアレンジを加えた楽曲まで多彩に演奏。ブラス隊を迎えた華やかな音と共に、広大なステージを活かしたパフォーマンスが繰り広げられた。

2日間で約5万5千人を動員し、二日間ともソールドアウトとなる盛況ぶりだった。

ライブは派手な演出よりも、情感豊かなボーカルと骨太な演奏にフォーカスされた内容で、ファンからは各曲にシンガロングが沸き起こった。

メンバー全員が音楽大学出身で、ルーツや個性を活かした多彩な音楽性が特徴的。歌詞の情景描写も共感を呼び、多くの代表曲がライブのハイライトとなった。

加えて、バンドの誠実な姿勢やライブハウスでの活動から積み重ねてきたファンとの絆が今回のスタジアム公演に色濃く反映されている。

今回のライブは音楽そのものの魅力が印象的で、ファンとの一体感や10年間の成長の軌跡を感じさせる記念すべきステージとなった。

この公演を通じて、ロックバンドとしての成熟とファン愛を示し、次の10年に向けて新たな挑戦を掲げる姿勢を強く印象づけた。