米映画芸術科学アカデミーは、俳優トム・クルーズに2026年のアカデミー賞授賞式に先立ち、初となるアカデミー名誉賞を授与することを発表した。

クルーズは長年にわたり「トップガン」や「ミッション・インポッシブル」シリーズで主役を務め、アクション映画界における圧倒的な存在感を示してきた。

これまでアカデミー賞の正式受賞はなかったものの、演技力だけでなく、スタントの大半を自身でこなすなど、その技術力と情熱に対し映画界から高い評価を受けている。

アカデミー協会は、クルーズの映画業界や劇場体験、さらにはスタント業界に与えた素晴らしい貢献を称賛。

また新型コロナウイルスの影響下という困難な時期においても映画界をリードした役割も評価された。

名誉賞は11月16日にハリウッドで開催される授賞式で授与される予定で、これによりクルーズはキャリア初のアカデミー賞受賞者となる。

過去には黒沢明監督や宮崎駿監督も名誉賞を受賞しており、その名誉あるリストにクルーズが加わることになった。

映画界のトップスターとしての地位を改めて証明するとともに、これからのさらなる活躍にも期待が高まる。

また同時に、振付師のデビー・アレンや美術スタッフ、ドリー・パートンの人道活動にも敬意が払われている。

この授賞は、クルーズの継続的な挑戦と映画制作への深い情熱が認められた結果であり、多くのファンにとって大きな喜びとなっている。

今後の授賞式の様子にも注目が集まっている。