BTOBのユク・ソンジェが主演を務める『鬼宮（ききゅう）』は、架空の朝鮮王朝を舞台にした王宮ファンタジー時代劇である。

彼は悪神カンチョリと役人ユン・ガプの一人二役を熱演し、それぞれのキャラクターの魅力を高い演技力で表現している。

雷やつむじ風を自在に操る悪神カンチョリは威厳とコミカルさを併せ持ち、特に食事の楽しさに喜ぶ姿がソンジェの少年性と相まって印象的だ。

一方、真面目で控えめな役人ユン・ガプとの対比が劇中の見どころとなっている。

ヒロインのキム・ジヨンは巫堂の血を継ぐ女性で、悪鬼と戦いながら自身の運命を切り開く役柄だ。

二人が友情と絆を育みつつ、王宮に巣食う鬼たちに挑むストーリーは、2021年の人気作『ホン・チョンギ』以来のヒット作として期待されている。

ユク・ソンジェはこれまで多くのファンタジー作で特殊な役柄を演じており、今作でも“憑依俳優”の異名にふさわしい新境地を開拓した。

ドラマの独特な世界観とキャラクターの多面性は視聴者に新鮮な驚きをもたらす。

ソンジェの多彩な感情表現とキム・ジヨンの強さが融合し、王宮で繰り広げられる壮大な戦いの迫力を生み出している。

ファンにとっては推しの新たな魅力を発見できる貴重な作品であり、美しい映像美と緻密な演技で物語に引き込まれる。

さらに、王役のキム・ジフンの存在感も作品の深みを増しており、キャストの豪華さも話題だ。

本作は凶悪な鬼退治に挑む異色の時代劇として韓国ドラマファンの注目を集めている。

この奇想天外な物語がもたらす新たなファンタジーファン層の開拓にも期待が高まっている。