2025年3月28日、日産のフィリピン法人が最新モデルのフラッグシップSUV「パトロール」を現地で発売すると発表した。

この新型パトロールは、2024年9月にアブダビで世界初披露された7代目にあたり、日本ではかつて「サファリ」の名で親しまれたモデルの後継機となっている。

ボディサイズは全長5350mm、全幅2115mm、全高1945mm、ホイールベース3075mmで、最低地上高244mmの大型SUVだ。

エクステリアは「unbreakable（壊れない）」をコンセプトに、力強く頑丈なデザインとなっており、フロントグリル左右に配置されたC字型のヘッドライトが特徴的である。

インテリアでは、シフト操作がレバー式からボタン式に変わり、センターコンソールにはすっきりとした設計が施されている。

搭載されるパワートレインは新開発の3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンで、9速オートマチックトランスミッションと組み合わせ、最高出力431ps、最大トルク700Nmの力強い走りを実現する。

さらに、日産初の4WDシステム「トランスファーモードインターロックシステム」が搭載され、多彩なモード切り替えが可能で、砂地、岩場、わだち、エコスポーツモードが用意されている。

室内は2-3-3の8人乗りシート配列で、広大なルーフガラスと相まって開放的かつ快適な空間を提供する。

外装色はホワイト、ブラック、ツートーンのホワイト＆ブラック、ガンメタリック＆ブラックの4色、内装色はタン、クリーム、バーガンディの3色がラインナップされている。

価格は約1400万円相当の538万5000フィリピンペソに設定された。

この新型モデルに対してユーザーからは「かっこいい」「カッケー」など歓喜の声が多く寄せられている。

昔ながらのファンからも最新技術を搭載したより進化した姿に期待が高まっている。

車としての堅牢性と高性能を兼ね備えたこのパトロールは、推し活の合間の外出にも映える存在といえるだろう。