藤井風が約3年ぶりとなる3rdアルバム『Prema』を9月5日にリリースすることが決定した。

今作は全曲英語詞で構成されており、全9曲が収録されている。リードトラックの「Hachikō」は6月13日に先行配信され、ミュージックビデオも公開された。

「Hachikō」は、LAでのコライトセッションがきっかけで制作が始まった作品で、Tobias Jesso, Jrとの共作である。プロデューサーはSir Nolan（ノーラン・ランブローザ）と、韓国の人気グループの楽曲も担当する250（イオゴン）が務めている。

曲は忠犬ハチ公の物語に敬意を込めて作られ、忠誠心と待ち続ける愛情がテーマだ。藤井風自身はこの曲を、アルバムのリリースを待つファンへの感謝の気持ちともしている。

アルバムはCDの初回限定盤にDISC2が付属し、『LOVE ALL SERVE ALL』以降に発表された楽曲6曲と未発表曲「It’s Alright」を収録した特別盤「Pre: Prema」も楽しめる。

また、LP盤の発売も予定されており、抽選販売となるためファンの注目を集めている。独自の紙ジャケ仕様やブックレットには歌詞や対訳、解説も付くため、歌詞の理解が深まる作りだ。

ミュージックビデオは既に「まつり」や「花」などの監督を務めたMESSが手掛け、作品世界を映像で表現している。

2025年の音楽賞で最優秀アルバム賞や最優秀国内シンガーソングライター賞も受賞し、音楽シーンでの地位を確立した藤井風の最新作として、多くのファンが期待を寄せている。

今作は新しい試みである英語詞作品でありながら、藤井風らしい繊細な感性と自由な表現で魅了するだろう。

9月のリリースが待たれる中、先行配信シングル「Hachikō」の感動を多くのリスナーが共有している。推し活ファンにとっても、心に響く名盤誕生の予感が高まる作品となっている。