俳優の小栗旬は、5年前のクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスでの新型コロナウイルス集団感染を題材にした映画『フロントライン』でDMATの指揮官を演じている。

本作は当時の関係者への取材を基に制作されており、リアリティの高い描写が多くの注目を集めている。

小栗旬はオファーを受けた際、「やるべきものだ」と感じ、脚本を読んでからは出演を迷うことなく決断したという。

共演の松坂桃李も同様に、本作への参加に意義を感じ、第一線で闘った医療従事者の姿を伝える責任を強く意識していた。

撮影を通じて小栗旬は、自らが当時抱いていた報道への認識が表面的だったことに気づき、「情報だけで判断してはいけない」という教訓を得たと述べる。

情報過多の現代社会において、深く掘り下げることの重要性を改めて痛感したという。

松坂もまた、DMAT隊員たちが直面していた葛藤や現場の苦悩を演じる中で、当時の報道とは異なる現実を知り大きな学びを得た。

映画は、感染拡大の裏にあった医療現場の奮闘と葛藤を丁寧に描写しており、視聴者に新型コロナウイルスへの理解を深めさせる内容だ。

小栗旬と松坂桃李の熱演が、忘れがちな医療従事者の苦労を改めて描き出し、社会的意義を持つ作品として評価されている。

公開は6月13日で、多くのファンや映画ファンからの注目が集まっている。

この作品はエンターテインメントの枠を超え、医療現場の実態を知る機会を提供し、推し活ユーザーにとっても見応えのあるドラマチックな作品だといえる。