NHKの連続テレビ小説『あんぱん』で今田美桜がヒロインを務め、6月10日に放送された第52回の平均世帯視聴率が16.2％を記録した。

この視聴率は関東地区のもので、個人平均視聴率は9.0％となっている。番組最高視聴率は第25回の16.5％であり、今回の数字も高い水準を保っている。

『あんぱん』はNHKの朝ドラ112作目にあたり、『アンパンマン』の原作者であるやなせたかし（本名：柳瀬嵩）氏と小松暢さん夫妻の半生をモデルにした物語だ。戦前から戦後にかけての激動の時代を生き抜き、正義を体現する『アンパンマン』誕生までの道のりを描いている。

主題歌には人気バンドRADWIMPSの「賜物」が起用されており、ナレーションはNHKの林田理沙アナウンサーが務めている。

物語では、靴磨きをする主人公の嵩（北村匠海）が思いがけず再会した健太郎（高橋文哉）に心を救われるシーンが見どころだ。嵩は陸軍幹部候補生試験に挑戦し、彼を支える八木が受験への意欲を掻き立てる。

嵩は厩舎の夜警を買って出て勉強しようとするが、朝になるとぐっすり寝込んでしまう展開も描かれるなど、リアルで人間味のあるドラマ内容が高評価を受けている。

今後も今田美桜の演技は多くの視聴者の共感を呼び、推し活ユーザーにとって見逃せない作品として注目されている。